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【祝日・記念日・年中行事】ポーランドのイースター関連行事【ポーランド】

 

編集_00イースターと言えば、綺麗に飾り付けされたイースターエッグが有名ですが、ここポーランドではイースターに関連する行事が盛りだくさんあります。行事はすでにイースターの46日前から始まり、翌日まで続きます。
イースターの日付は毎年変わるため、関連行事もそれに合わせて移動します。カトリック行事として、またカトリック教徒ではなくても習慣として、多くのポーランド人はこれらの行事を行います。それでは、ポーランドのイースター関連の行事を時系列でご紹介しましょう。

 

「脂の木曜日」

「脂の木曜日」(Tłusty Czwartek)はイースター前の断食にそなえてポンチュキと呼ばれるドーナツを沢山食べる日です。今年は2月12日(木曜日)でした。断食期間は豪華な食事やお菓子などの嗜好品を控えるため、断食前の食べ納め的な行事です。しかし、断食はこの日の翌日から始まらず、実際に始まるのは1週間後の水曜日です。だからポンチュキを食べた翌日も沢山食べてもいいのです。
編集_01「ざんげ節」

「ざんげ節」(Ostatki)は「脂の木曜日」の翌日から、翌週の火曜日までの5日間のことを指します。水曜日から断食が始まるので、その前にパーティーをしたり、豪華な食事をしたり出来るイースター前、最後のパーティー期間です。

 

「灰の水曜日」

「灰の水曜日」(Środa Popielcowa)はイースターの46日前に行う行事です。この日は教会へ行き、神父さんに額や頭に灰をかけてもらい、断食を開始します。この灰は、前年の「聖枝祭」で使われた、椰子の飾りを燃やした灰のことです。カトリックの断食は質素な食事をする断食で、お腹いっぱいまで食べないようにします。また肉食をひかえる人もいます。簡単そうでいて結構辛そうな内容です。

 

「四旬節」

「四旬節」(Wielki Post)はキリストが亡くなる前に40日間断食したことが由来で、「40日間」と言う意味ですが、日曜日は断食を行わなかったので実際は46日間の断食期間のことを言います。「灰の水曜日」から「聖土曜日」までの期間です。カトリックの断食は食事以外にも、アルコールやタバコなどの嗜好品を控えることも求められます。生活面ではパーティーや結婚式を避け静かに過します。パーティー好きな人はイースターの47日前までに済ませるのが一般的です。


編集_02「聖枝祭」

「聖枝祭」(Niedziela Palmowa)はポーランド語で「椰子の日曜日」です。イースターのちょうど1週間前の日曜日に行います。この日椰子の枝や、ねこやなぎで作った棒状の飾りを教会へ持って行き、聖水で清めてもらってから家で飾ります。この棒状の飾りをパルマと呼びますが、パルマの長さや美しさを競う大会が行われる村もあり、年に1度の観光資源にもなっています。

 

「聖金曜日」と「聖土曜日」

イースター2日前の金曜日にキリストは亡くなったので、この日は「聖金曜日」とされ、教会でミサが行われます。イースター前の2日間は喪に服す意味で特に質素な食事をします。
翌日の土曜日は「聖土曜日」と呼ばれ、この日は小さな籠の中に飾り付けをしたゆで卵と塩、胡椒、ハム、ケーキと一緒に、植物やイースターを象徴する羊やヒヨコの飾りを入れて教会へ行きます。
編集_03(写真の補足:本当は籠の中にハムとケーキを入れますが、写真では入っていません。)

私が見学に訪れた教会は、広いテーブルを用意し、そこに人々が持ってきた200個ぐらいの籠がテーブル一杯に置かれていました。神父さんがお祈りしてから聖水をかけますが、時間にしておよそ20分。終わると皆さん一斉に籠を持ち帰り、次の人々が籠を持って押し寄せます。似たような籠が多い中、自分が持ってきた籠を間違えずに持って帰らなければならず、籠の取っ手にリボンをつけて目印にしている人もいました。

聖水で清めた籠は翌日まで飾っておきます。イースター当日は籠の中の食べ物を分け合い、塩と胡椒も使って食事をします。40日断食する人も、イースター前の2日だけ断食する人も、当日は肉やアルコール、お菓子など豪華な食事をお腹一杯食べます。
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「復活祭/イースター」

「復活祭/イースター」(Wielkanoc)は春分の日から最初に訪れる満月の次の日曜日となっているので、毎年変わります。今年は4月5日(日曜日)です。日曜日ですが祝日扱いなので、殆どの店が閉まり翌日も祝日です。
イースター当日の朝食は華やかです。ゆで卵を使ったオードブルが目を引きますが、他にも断食期間中控えていた肉類やお菓子も出てきます。イースターに出されるお菓子はマズレックとバブカです。マズレックはベースが硬いサブレで上にキャラメル状のクリームが乗ったとても甘いケーキです。バブカはシフォンケーキ型のお菓子で、普通のケーキより多く卵を使う贅沢なケーキです。表面が砂糖でコーティングされているので、こちらもかなり甘いです。
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イースターの食卓を明るくしてくれるのが、植物や置物です。テーブルの上や窓際にはラッパ水仙やヒヤシンスが飾られ春の雰囲気を作ってくれます。またヒヨコ、羊、ウサギなどの置物も飾られます。
日本では年末に大掃除をしますが、ポーランドではイースター前に大掃除をします。一番大切なのは窓掃除です。冬の間に汚れた窓をきれいに磨いてイースターに備える習慣があります。だからイースター当日はどこの家の窓もピカピカに輝いています。

 

「水かけ月曜日」

イースター翌日の月曜日は水かけの月曜日です。この日、男の子が女の子に水をかけると、その女の子が早くお嫁に行けるとの言い伝えからきています。現在では男の子だけではなく、若い男性や女性までも水をかける日となっていますが、特に女性は水かけの対象とされるので注意が必要です。地域によると思いますが、私の場合、過去に1度だけ水掛の被害に遭いました。家の近くの道路前を歩いていたら走行中の車の窓が開き、そこから小学生ぐらいの子供が大型の水鉄砲で私の顔をめがけてかけました。髪と顔はもとより、服の首が濡れ寒い思いをしました。まさか走る車からかけられるとは夢にも思わず、唖然としたのを覚えています。
編集_05伝統とはいえ、車を運転しているのは親で、子供の水掛に親が協力しているのかと思うと少々腹が立ちました。子供が自分で走ってきて水鉄砲で水を掛ける方が愛嬌があります。私の場合は軽い被害でしたが、過激な人もいて、マンションの上の階からバケツで水をかけられたり、バスのドアが開いた瞬間、外から出入り口に向かって水を掛けられ、バスを降りようとしていた乗客の全身がずぶ濡れになったりと、大きな被害を受けている人もいます。イースター明けで春がやって来たとは言え、まだ肌寒い気温です。この日に出掛けられる方はくれぐれもお気をつけください。

 

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