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【グルメ・ドリンク】春の味覚は「春野菜」【ポーランド】

 

編集_00冬の間、食料品の買い出しはスーパーで済ませていましたが、春になると屋外にある市場へ行きたくなります。気温は徐々に暖かくなり、市場の空に明るい光が差し込む中の買い物は気分がいいものです。そして店頭には春の野菜が並び始め、客足も増えます。りんご以外の果物が登場するのはもう少し先ですが、まずはポーランドで収穫される春を感じる野菜をご紹介しましょう。

 

とんがり頭の春キャベツ

冬でも収穫されるキャベツですが、日本のキャベツに比べてその実は硬く、大きく、ずっしり重いです。冬キャベツは1玉3-5Kgはありますから、一般家庭で食べ切るのは難しく、重くて持ち帰りも不便なことからどうしても買うのを敬遠してしまいます。しかし野菜が殆ど収穫できない冬、安価でビタミンが取れるキャベツは家計を助けてくれるのも事実です。冬の間は主にアフリカや南ヨーロッパからの輸入野菜が高値で売られる中、堅実なポーランド人は、冬キャベツを保存食などに加工して大量に使います。
編集_01私がまだポーランドに来て間もない頃、大きな冬キャベツを買い、一部を千切りにし生で食べたところお腹を壊しました。繊維たっぷりなのですが、日本のキャベツのような軟らかさは無く、生で食べるのには適さないようです。そのため、残りをロールキャベツにするべく、葉を剥いて茹でましたが、5分待っても10分待っても軟らかくならず、結局30分程茹でました。こちらの冬キャベツはかなり手ごわいのでご注意を!
ポーランドには日本のロールキャベツと同様の料理があります。名前はゴウォンブキと言い、意味は「鳩ちゃん」です。キャベツの中にはひき肉や玉ねぎ、ご飯が入っていて、トマトソースで煮込みます。季節問わず作られる家庭料理ですが、やはり野菜が不足しがちな冬に作られることが多い料理です。こちらではキャベツを1枚1枚、剥いてから茹でずに、丸ごと鍋に入れて茹でます。硬いので剥がそうとすると葉が破れてしまうからだと思います。そのためゴウォンブキ作りには大きな鍋が必需品です。
編集_023月になると濃い緑の、とんがり頭の春キャベツが登場します。こちらでは「若キャベツ」と言います。巻きが緩く、軟らかいので千切りにして生で食べられます。野菜炒めとして軽く火を通すと甘みが増し大変美味しいです。小さくて軽いので手軽に買え、あっという間に食べつくしてしまいます。「若キャベツ」の出回る期間は短いので、目にしたときに買わないと、1年待たなければなりません。このとんがり頭を見ると、春の訪れを感じずにはいられません。

 

小粒の新じゃが

昔のポーランド人の主食はジャガイモでしたが、今ではその座がパンに奪われてしまいました。それでも茹でたり、油で揚げたりしたジャガイモを昼食に摂る人は多く、日本よりジャガイモの消費量は高くなっています。そんな準主食のジャガイモは種類が多く、選択に困るのですが、素人の私にも分かるのが新じゃがです。(種類まではわかりませんが。)小粒で水分が多く、皮が薄いのが特徴です。皮が少し剥がれている状態のものも見ます。新じゃがはポーランドでは「若ジャガイモ」と呼び、3月ぐらいから登場します。
編集_03調理方法は色々ありますが、新じゃがにはシンプルな調理法が似合います。茹でて、塩とハーブをかけ、バターを乗せて食べるのがいいです。「若じゃがいも」は小粒で水分が多いので調理時間が短く済み、しかも美味しいので、普段はあまり買わないジャガイモをこの時期だけは積極的に買って、春の味覚を楽しんでいます。

 

市場に花を添えるラディッシュ
編集_043月の市場は果物が乏しく色彩に欠けますが、ラディッシュの赤い色が売り場を明るくしてくれます。実は冬の間もラディッシュは売られているのですが、葉がぐったりしていて、赤い色がなぜか薄く、あまり美味しそうに見えません。しかし、春に登場するラディッシュは葉に元気があり、根元の赤は鮮やかで食欲をそそります。実際に丸ごと齧ると、カリッとした歯ざわりで大変美味しいです。細かくしてカッテージチーズに混ぜたり、薄くスライスして、パンに乗せて食べたりと、少し辛味があって綺麗な色はメニューの幅を広げてくれます。
果物の登場はまだ先ですが、一足先に春野菜を食べて、春を感じたいと思います。
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