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【暮らし・住まい】「モスクワの一人暮らし事情」【ロシア】

 

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モスクワでの家探し

日本では春は新生活の始まりでありますが、ロシアでは学校の卒業や年度末が3月に限らないため引越し時期はわりとバラバラです。新しく社会人になる若者たちは、仕事の集まるモスクワで就職したいと考えているので、地方から出てくる若者にとって家探しはとても重要になってきます。

どのような点を重視するかというと、まず「地下鉄まで徒歩圏内」であること。モスクワは世界的にも交通渋滞のひどい都市であることと、冬は雪で道路状況がさらに悪化するために、バスで2〜3つ先の停留所まで1時間かかることも珍しくないのです。そして「家賃が安い」こと。そのためインターネットや知人の紹介など、あらゆる手段を使って出来る限り安い物件を探していくのです。

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モスクワの住宅事情

モスクワの住宅は日本と違って、ほとんどがアパートやマンションといった集合住宅です。これらは元々ソ連時代の国営住宅であって、当時は一軒家を一人で所有することができなかったのです。そして今ソ連崩壊後は、この国営住宅をそのまま私有することができるようなりました。

もし新生活のため一人暮らしのアパートを借りる場合は、このようなアパートの空いている部屋を借りることができますが、モスクワで一人でアパートを借りるためには、最低20,000ルーブルは必要になります(2015年4月現在で、約4万円程度)。モスクワの平均月収がだいたい50,000〜60,000ルーブルですので、よっぽど小さくて安い物件でない限り、若者にとってアパートを借りるのは厳しいことなのです。中には家主と一緒のアパートに住む「部屋貸し」もあり、こちらを利用する若者もいます。

 

友人とルームシェアが人気!

画像3今回おじゃまさせていただいたのは、20代後半で語学学校勤務の男性Sくんのお宅。この部屋はSくんと友人でルームシェアをしているのだそう。モスクワ都心部は家賃が高いために、気の合う友人とルームシェアすることが多いのです。ちなみにこのアパートは友人の祖父がソ連時代に戦争で功績をあげた褒賞としてあてがわれたもの。今は祖母が賃貸用アパートとして管理しており、普段は20,000ルーブルで貸しているのだが、可愛い孫のために2,500ルーブルで貸しているのだとか・・・・。このように家族や親戚、知人を頼りにして部屋を借りる若者がとても多いのもモスクワの特徴です。

部屋の広さですが、それぞれの寝室の広さはだいたい6畳。これにちいさなダイニングとキッチンがついているので、結構快適に暮らせていると話していました。

 

ロシア人は“料理男子”が多い?

画像4今回取材したSくん、普段の暮らしぶりを聞いてみると食事は自炊がほとんどだとか!てっきり一人暮らしの男性は外食が多いのかと思っていたのですが、日本よりも高いモスクワのレストラン、週末の飲み会くらいしか外食はせずに自分で作っているそうです。キッチンが小さいのでパスタや肉を焼いた簡単な料理が多いと言っていましたが、Sくんのようにロシアでは料理する男性が日本より多いのです。まさに“料理男子”!

朝食にはロシア定番の「カーシャ」というオートミールのようなおかゆを、昼食にはスープやパン、それと一緒にヨーグルトが定番。ロシアでは朝や昼はそんなに食べないか食事を抜くことがありますが、夜にたくさん食べるのが習慣となっています。

 

冬を優しく温める「ペーチカ」

画像5ロシアの冬は寒いからさぞかし暖房費がかかるんじゃ・・・・と思っていたのですが、ロシアには「ペーチカ」と呼ばれるシステムがあるのです。これはセントラルヒーティングとも呼ばれ、部屋の中やアパートの公共スペースなどに置かれている暖房器具で、中には熱湯が流れています。これで部屋や建物全体を効率よく温めて、かつ電気代よりもかなり安い負担で済むのでとても便利なシステムです。部屋の中では真冬でもTシャツ1枚で過ごせるので、かえって日本の冬のほうが寒いんじゃないかと思ってしまうくらい。

Sくんの部屋にももちろんあるので、月の光熱費はガス、水道、電気で日本円にして1,000円弱で済むそうです。ガスはロシアですからタダ同然くらいの値段で使えるのも、自炊しようと思うポイントの一つなのでしょうね。

モスクワで一人暮らしをする若者は限られた収入の中で、人の優しさやペーチカの温かさに支えられながら日々たくましく働いているのです。

 

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