4棟の建物に囲まれたアパートの共同プール

【海外生活アドバイス】スペインの一人暮らし事情【スペイン】

 

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実家も学校も職場も都心だった私はいい歳になっても実家暮らしを続けており、初めての一人暮らしは転職でスペインに来た13年前。諸事情あり、会社が日本人駐在員や長期出張者が住む地区にアパートを借りてくれました。それまでのスペイン経験から、上の写真のような趣ある旧市街の古い建物を改装した天井が高くバルコニー付きのアパートに住み、すぐ近所に行きつけのバルがあり、という夢があったものの、実際は比較的新しい高層アパートで新興住宅街なのでバルやお店もほとんどなく・・・・。ちょっとガッカリな一人暮らしのスタートでした。

 

スペインでは珍しくない家具備品付きの賃貸物件

間取りは日本でいう1LDK。単身用のアパートが少ないスペインにしては珍しい小さな物件でした。ありがたかったのは、家具や生活用品が全部備え付けですぐに生活を始められる状態だったこと。スペインの賃貸物件には、家具付きの方が多いかもしれません。私のアパートには、ソファにダイニングデーブルや椅子、ベッド、クローゼットのほか、オーブンやテレビ、CDプレーヤー、洗濯機、乾燥機といった家電にキッチン用品、食器、ベッドリネン、掃除用具まで完璧に揃っていました(それでも、食器とベッドリネンは新品をおろしたく自分で買いました)。唯一不満だったのは、ベランダがなく洗濯物を家の中で干さないといけなかったことでしょうか。4棟の建物が塀で囲まれており、24時間守衛さんがいるアパートで共有の屋外プール付き。家賃は駐車場込みで約420ユーロでした。

4棟の建物に囲まれたアパートの共同プール

4棟の建物に囲まれたアパートの共同プール

その後、日本人駐在員や長期出張者のために同じ地区にいくつもアパートを借りることになり、私がそれを担当。家具付き物件をあれこれ見ることができて、なかなか楽しい経験でした。スペインにも敷金礼金も存在し、どちらも家賃1ヶ月分相当でした。家具備品付きのアパートは、賃貸契約書に家具備品リストが添付されており、退去する際に足りないものがあると敷金から引かれます。もちろん修理が必要な場合もです。多少のことには目をつぶる大らかな大家さんもいれば、こんなことまで請求するの?とケチな細かい人までさまざまでした。

 

実家住まいの若者が多いスペイン

これからスペインへの留学や仕事などの長期滞在で賃貸物件が必要な方、まずは住みたい地区の不動屋さんに行ってみてください。もちろん日本同様、ネットでも物件探しができます。スペイン語ONLYですが、人気のサイトのURLを貼っておきますね。

~ idealista ~ http://www.idealista.com/
~ fotocasa ~ http://www.fotocasa.es/

ところで、よく日本では「欧米人の子供は親元を離れるのが早い」などと言われていますが、スペインは当てはまりません。そもそも私はこの「欧米では・・・・」という括りにいつも疑問を持っています。歴史も宗教も文化も気候も違う国々をひとつにまとめて物を言うのは無理がないかしら。家族愛の強さゆえか、スペインでは学校や職場が実家から通えないほど遠くない限り、実家暮らしを続ける若者が主流です。特に今は不況で、若年層の失業率は50%以上。仕事があったとしても安いお給料で、経済的自立が不可能な状況。仕事のない若者のニートも社会問題になっています。

 

一人暮らしよりもアパートシェアが主流

もともと都市部に通学・通勤する大学生や若い社会人はひとり暮らしではなく、アパートをシェアする傾向があります。日本から留学に来ている女の子に聞いたところ、ネットで見つけた旧市街の古い3寝室のアパートに4人で暮らしているとのこと。寝室以外のスペースはすべて共有スペースです。建物が古く、ほとんど日の射さない小さな部屋ということもあり、相場の約半額110ユーロ+光熱費という格安物件だとのこと。共同生活の不満として、使った食器をいつまでもシンクに放置して洗わないことを挙げていました。こうしたシェアアパートは、口コミのほか、学校の掲示板やネットで見つけるそうです。メジャーなのはLOQUOという掲示板サイト。住まい探しのほか、中古品の売買、求人、習い事などの情報が載っているお役立ちサイトです。

~ LOCUO ~ http://www.loquo.com

某日本人留学生が住む格安シェアアパート

某日本人留学生が住む格安シェアアパート

日本との違うなと思うのは、親元を離れて暮らす若年層の多くが週末になると実家に帰ること。金曜日の夕方になると、都市部から郊外に向かう電車やバスにはスーツケースを持った若者の姿が目立ちます。そして日曜日の夕方には都市部へと戻っていきます。週末は家族や幼馴染のいる地元で過ごすことを好む若者たちに、誰よりも家族が一番、どこよりも故郷が一番というスペイン人気質を強く感じます。

日曜日の夕方の郊外の駅にて。これから都市部に戻る若者たち

日曜日の夕方の郊外の駅にて。これから都市部に戻る若者たち

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