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【イベント】歴史的記念日と恋人たちの日が重なるバレンシアの10月9日【スペイン】

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バレンシアの歴史上とても重要な10月9日

10月9日は私が住むバレンシア州の日で、州全体の祝日に定められています。なぜ、この日が祝日なのか。その理由は、はるか昔の1238年に遡ります。

イベリア半島は、711年に侵入してきたイスラム勢力によって、北部のほんの一部を残しあっという間に占領されました。
その時から、キリスト教徒軍は国土再征服を目指して戦い続け、少しずつ領土を取り返していきます。半島全体がキリスト教徒軍の手に戻ったのは、イスラム教徒最後の砦だったグラナダ王国が陥落した1492年のこと。なんと、800年近い歳月を費やしたことになります。バレンシア州ではそれより早い13世紀にアラゴン王国のハイメ1世王の指揮で国土再征服の戦いが繰り広げられ、バレンシア市周辺を取り戻したのが1238年でした。このハイメ1世王が、城壁に囲まれたバレンシア市内に勝者として足を踏み入れたのが10月9日だった・・・というわけです。

おさえておきたい3つの祝賀イベント

バレンシアの日には数々の祝賀イベントがありますが、特にオススメしたいイベントは3つ。

◇花火大会
午前0時、日付が9日になった時に始まる花火大会。これは、地下鉄アラメダ駅のあたりで打ち上げられます。

◇民族舞踊ショー
9日の夕方早い時間に、聖母広場では民族舞踊ショーが開かれます。美しい民族衣装を身にまとった人たちが広場いっぱいに散らばって踊る様子は圧巻。ショーの前後にも、広場の一角に設けられた舞台で音楽の演奏やダンスの披露があります。

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◇モロス・イ・クリスティアーノスのパレード

民俗舞踊ショーの後は、ラ・パス通りからレイナ広場経由しサン・ビセンテ・マルティル通りをモロス・イ・クリスティアーノスのパレードが通ります。これは“イスラム教徒とキリスト教徒”という意味で、スペイン東部、特にアリカンテ県で盛んな国土再征服にちなんだお祭りのパレード。
昔の兵士や農民の衣装、はてはこれじゃコスプレでしょう!?というほど奇抜な衣装をつけた人たちが楽隊を率いて練り歩きます。なんと、最初から最後まで見るのには3時間近くかかる大行列。沿道には早い者勝ちで座れる有料イスもあるので、じっくり見物したい方にはオススメです(有料イスの料金は3ユーロ位だとか)。

一昨年、昨年は民族舞踊が午後4時から、パレードは午後5時からの開始でしたが、今年は変わる可能性もあるので、見学される方は観光案内所でご確認くださいね。

 

バレンシア版バレンタインデーは男性から女性にプレゼント

また、バレンシア市とその周辺では、10月9日はバレンタインデー的な存在でもあるのです。
というのも、この日はカトリック教会では3世紀にフランスで殉教した聖ドニ(ディオニシウス)の日に定められており、バレンシアでは昔から恋人たちの聖人として崇められています。日本と違うのは、男性から女性へ愛を示す日だということ。
男性は、果物や野菜を模った色とりどりのマジパン(アーモンドの粉末と砂糖で作った一口大の練り菓子)をスカーフに包んで、愛する女性にプレゼントします。母親にも贈る人がいるのは、スペインならでは。これは18世紀から続く習慣と言われており、年配の男性はもっぱらこちらを利用しているようです。
スペインでは2月14日のバレンタインも商業的な一大イベントになっていますが、この土地特有の愛情深い習慣はこれからも長く続いてほしいものです。毎年10月9日が近付くと、パンやケーキを売るお店にマジパンが並ぶので、日本へのお土産に買って帰るのもいいですね。

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10月にスペイン旅行を計画されている方、9日はバレンシアに立ち寄ってみませんか?

 

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