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【海外生活アドバイス】スペインに住む予定のパパママなら知っておきたい初等教育事情

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ところ変われば品変わる。

これは教育事情についても同じことが言えます。
今回は、特に小さなお子さんを連れてスペインに越してくるパパやママなら知っておきたい、
この国の初等教育事情についてお話しします。

 

義務教育を終えないまま成人するケースも

まず、スペインの教育システムですが、
小学校6年と中学校4年の計10年が義務教育。

小学校入学は満6歳になる年の9月なので、日本に比べると7か月ほど早い計算です。
日本では4月2日生まれから翌年の4月1日生まれの子ども達が同じ学年になりますが、
スペインではシンプルに生まれた年で区切っています。

中学を卒業した後は、大学進学を目指す場合は2年間の高校へ進み、
そうでない場合は2年間の専門学校の基礎科へ進学。

もちろん、義務教育で学業を終えるケースもあるのですが、
どうしたことか中学卒業前に学業放棄をする子ども達も多いことが
スペインで社会的な問題にもなっています。

なお、義務教育にあがる前には3年間の幼稚園課程があり、
それ以前には日本同様保育園なるものも存在します。

保育園にはベビーカーを置いていく保護者が多い。

保育園にはベビーカーを置いていく保護者が多い。

 

何よりも重要なのは幼稚園入園

日本との違いとして挙げられるのは、大学より前の課程には公立と私立のほかに、
公的な助成金によって運営される私立、いわゆる半公立校(コンセルタード)があることでしょうか。

公立の学費は無料、半公立だと学校による違いがあるものの月に日本円換算で数千円
(高校はもっと高いことも)、私立だと数万円になります。

ただ、義務教育の公立校であっても教科書代は有償。
我が家の息子のケースを見ると、小学校で年間200~300ユーロの教科書代がかかります。

さてさて、スペインのママ達が一番必死になるのは大学受験ではなく、なんと幼稚園入園なのです。

というのも、公立の多くの幼稚園は小学校と一緒になっており、
また私立や半公立の場合は高校までエスカレーター式が基本。

これを一生に関わる問題と捉え、なんとしてでも希望の幼稚園に入れたいのです。
ただ、公立の学校でさえ定員が決まっているため、
たとえすぐ隣に住んでいたからといって入れるわけではありません。

 

学区域に住んでいても入学できるかわからない定員制

では、定員以上の応募があった場合はどうするのか?

公立と半公立では、ポイント制で入学者が決まります。
学区域内に住んでいれば5ポイント、親が学区域内に勤めていたら5ポイント・・・
と各自持ち点があるのです。

ほかには、兄弟姉妹が既に通っている、
親が卒業生である、カトリック系の場合は教会活動をしている、
低所得家庭である、ハンディキャップがある等々。

ポイントを稼ぐために、一時的に住民票を移したり、
自営業の親が学区域内に事務所を借りることまであるそうですよ。

日本から引っ越してきた場合、
どこの幼稚園や学校がいいのかを知るのはなかなか難しいですね。

役立つのは実際に子供がいる人からの口コミ。
あとは、幼稚園の送り迎えの時間に見に行くと、
子どもや保護者の見た目でもなんとなくの雰囲気がつかめるものです。

文化財のような古い校舎や新築校舎、教会併設、校庭の有無など設備の差は大きい

文化財のような古い校舎や新築校舎、教会併設、校庭の有無など設備の差は大きい

 

早期教育の割に学力が低いという現実

無事に幼稚園に入ったら、義務教育前だというのに読み書きや簡単な計算、
英語の勉強まで始まります。

日本でも幼稚園に通ったことがある息子は、スペインは勉強ばかり、
日本は勉強の代わりにプールや工作、歌、〇〇会が多くて楽しいと言っていました。

小さな時から勉強を始め、小学校では宿題が多いことがスペインの特徴ながら、
実はその甲斐なく、学力をみるとEU圏の中で常に下位に位置しているという悲しい現状・・・。
日本人ママ同士でも、「義務教育は日本がいいね」と度々話題になります。

学校生活ですが、日本とは違い、小学生も保護者の送り迎えが必須。
息子の小学校では、4年生になると近所に住む児童の中にはひとりで通学する子もいますが、
6年生になっても半数以上が保護者に付き添われて登下校しています。
共働きの家庭では、おじいちゃんやおばあちゃんなどの家族親戚、
またはベビーシッターに送り迎えを頼むことになります。

登下校時は児童に保護者で門の前は大混雑

登下校時は児童に保護者で門の前は大混雑

 

お昼ご飯は家で食べたら再登校

時間割は、お昼ご飯前に授業が終わる集中型と、
長い昼休みを挟む再登校型の2つに分かれます。

前者の場合、たとえば1日5時限で9時登校の14時下校。
後者だと、9時登校17時下校の代わりに、約3時間の昼休みを挟みます。

このケースで学校に給食設備がない場合は、児童は全員下校して昼食をとってから再び学校へ。
送り迎えの負担が一気に倍に増えるという・・・。
給食がある幼稚園や学校でも、普通は家に帰るか給食を食べるかの選択ができます。

 

 

まだまだ書きたいことはありますが、長くなってしまうのでまたの機会に回したいと思います。
子供の教育にはスペインと日本のどちらがいい?とよく聞かれますが、
どちらにも一長一短あるので、答えが出ません。

勉強面だけで見ると日本ですが、子どもに寛容で育てやすいのはスペインなんですよね・・・

 

 

 

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