早いもので今年ももうすぐ終わりに近付いています。
私が子どもの頃は、お正月になると商店はあたりまえのようにどこも休みでしたが、
今はコンビニがある上、元旦は休みでも翌日から開くデパートやショッピングセンターもあり
便利になりましたね。その分、お正月の“特別感”が薄れてしまった気もします。
さて、クリスマスやお正月にスペインに来る方は、こちらのモニュメントや美術館、商店、
レストランの休業情報が気になると思います。今回はそれについてのアドバイスです。
年末年始も休日はカレンダー通り
まず、今年のカレンダーを見てみましょう。
クリスマスイブの12月24日が土曜日、国の祝日にあたるクリスマス25日は日曜日。
同じく大晦日が土曜日、国の祝日の元旦が日曜日にあたります。
また、1月6日金曜日は公現節で毎年国の祝日となっています。みんな週末にかぶっていますね(笑)
スペインでは基本的にカレンダー通りなので、学校や一部の会社を除いては、
日本のように連休になることはありません。私が地元の小さな家族企業で働いていた時も、
クリスマスイブと大晦日が半ドン、クリスマスと元旦だけがお休みでした。
ただ、スペインでは、州や自治体のみの祝祭日もあるので、ひょっとすると滞在される場所が
それに当たることがあるかもしれません。カタルーニャ州では毎年12月26日は祝日ですが、
今年はカレンダーの関係で多くの州がクリスマスの振り替えで翌26日を休日にあてています。
代表的なところはこのサイトに出ていますので、ご参照ください。
商店は、クリスマスイブと大晦日は早じまい
よって、今年は基本的には12月25日と26日、そして1月1日と6日は祝日だと考えてください。
そして、12月24日と31日は半ドンで、商店や飲食店は夕方には店じまいをします。
デパートのEl Corte Inglésや大型スーパーも同様で、いつもより早めに閉まります。
ちなみに、マドリードの中心ソル広場からカジャオ広場に数店あるEl Corte Inglésは、
12月24日と31日は夜8時までの営業で、25日と1月1日、6日が休業。
バルセロナのカタルーニャ広場店は、12月24日と31日が夜の8時閉店で、
25日と26日はお休みに。HPに記載はありませんが1月1日と6日も閉まっていると思います。
あらかじめ調べておきたい観光スポットの営業時間
人気のモニュメントはどうでしょうか。マドリーのプラド美術館は12月25日と1月1日、6日が休館で、
12月24日と31日は午後2時までの開館。バルセロナのサグラダ・ファミリアは、
クリスマスイブと大晦日は通常通りで12月25 日と26日、1月1日と6日がお休みになります。
また、グラナダのアルハンブラ宮殿は12月25日と1月1日は閉まりますが、それ以外は年中無休です。
飲食店についても同様で、普段は休日も開いているお店もクリスマスには閉まることもあります。
もっとも注意したいのはクリスマスイブの夜。
この夜はスペイン人にとっては家族と過ごす大切なひとときなのです。
電車やバス、タクシーの数も極端に減るので、移動を考えている方は事前によく調べてくださいね。
クリスマスイブの夕食の確保を忘れずに
私が初めてスペインで過ごしたイブは、日本から来た友人とバレンシアの中心街で
食事をしようと思ったのに、中国人経営の安い中華料理以外に開いているところはなく、
またタクシーも捕まらずに大変な思いをしました。
大きな都市なら開いているレストランやバルもあるとは思いますが、
小さな町だとどこもない可能性が。あらかじめ調べて予約をとっておくことをオススメします。
もしくは、昼間のうちに飲み物や食材を買っておいて、ホテルでのんびりディナーという手も。
クリスマス当日や大晦日、元旦はイブに比べると開いている飲食店も増えますが、
やはり小さな町に滞在される方は前もって調べておきたいですね。
スペインでは12月24日から公現祭の1月6日までの2週間がクリスマス。
町は華やかで活気にあふれ、寒いながらも心躍る季節です。ぜひクリスマス気分を楽しんでください。