ハッピーアワーのビールとタパセットは1ユーロなり

スペインのアルコール事情

 

体質的にアルコールに弱い日本人

来日経験のあるスペイン人に「日本人はよく飲む」と言われたことが何度かあります。ふと気になって調べてみたところ、2011年にWHOが発表した成人(15歳以上)1人あたりの純アルコール消費量国別ランキングでは、スペインは11.62リットルで30位、日本は8.03リットルで70位。スペイン人の飲酒量の方が多いですね。日本人は飲むと酔っ払う人が多いので、お酒を飲むイメージを持たれるのでしょうか。黒人・白人・黄色人種で比べると、黄色人種はアルコールに弱いことが科学的に証明されています。その中でも特に日本人は弱い傾向にあるのだとか。確かに、スペインでは日本ほど酔っぱらいの姿を見かけません。スペイン人に限らず外国人は、週末の夜にスーツ姿の会社員が道端や駅、電車の中で酔いつぶれている姿に驚くそうです。

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アルコール価格が安く、朝食セットにもビールが

スペインのアルコール消費量が多い理由のひとつは、値段の安さにあるかもしれません。スーパーでは、缶ビール1本を100円以下で買うことができます。安いものだと50円しないほどの安さ。私がよく行くバルでは、少し前まで月曜から木曜日の夕方5:00~8:00にハッピーアワーを設けていて、生ビール1杯とシンプルなタパが1つ付いて1ユーロ(日本円で約130円)でした。子供が飲むジュースより安価。ハッピーアワーがなくなった今も、タパ付きの生ビールやグラスワインが日本円換算200円以下で楽しめるので、このバルにはお世話になっています(^^)。ビールに限らず、ワインも日本に比べるとグンと値ごろ感があり、懐具合をあまり気にせずに飲めるありがたい国です。

気軽に一杯飲めるバルの存在も、アルコール消費量が多い理由のひとつかも

気軽に一杯飲めるバルの存在も、アルコール消費量が多い理由のひとつかも

ハッピーアワーのビールとタパセットは1ユーロなり

ハッピーアワーのビールとタパセットは1ユーロなり

お酒で驚いたのは、朝食のセットメニューの飲み物にビールがあったことですね。昼食が午後の2時と遅いスペインでは、午前10時半から11時頃に軽食を食べる習慣があるのですが、ここでもビールやワインがセットになったメニューがあります。ちょいと一杯引っかけてから、職場に戻るなんて・・・。もちろん昼食時のアルコールも常識です。やはり体質的にアルコールに強いので、これが許されてしまうのでしょうね。マクドナルドやバーガーキング、ケンタッキー・フライドチキンのセットメニューでも、水やジュースと同じ値段でビールが選べます。ちなみに私が以前働いていた日系企業では、スペインの習慣に甘えた日本人スタッフがお昼にビールやワインを飲んで赤い顔をして戻ってくることが日本から出張に来ていたお偉いさん達の不興を買い、終業までは一切禁酒のお触れが出ました(^^;)。

 

日本では見かけないお酒の飲み方

さてさて、ここで日本では見かけないお酒の飲み方を紹介しましょう。まずは、ティント・デ・ベラーノ。直訳すると夏の赤ワインという意味になります。これは赤ワインをソーダかファンタレモンで割る飲み方で、訳の通り暑い夏にはぴったり。私がスペインに通い始めた頃は、ソーダで割るティント・デ・ベラーノばかり飲んでいました。赤ワインをコーラで割るカリモチョと呼ばれる飲み物もありますが、これはまだ試したことがありません。いずれにしても、安いワインの飲み方なので、くれぐれも高いワインは使わないようにしましょう。もったいないですから! また、同じようにビールをソーダかファンタレモンで割った飲み物が、クラーラ・デ・セルベサ。ビールの苦みが消え、とても飲みやすくなります。ファンタレモンで割ると甘くなり過ぎるので、ソーダで割ることをオススメ。バレンシアで飲まれるアグア・デ・バレンシアは、日本でも飲めるところがあるようですね。これは、搾りたてのオレンジジュース(市販のジュースではダメです)をカバ(スペイン産スパークリングワイン)で割り、ジンやウォッカなどのホワイトリキュールを少々入れたもの。オレンジの産地バレンシアで飲みたい一杯です。

ティント・デ・ベラーノと生ハムのタパス

ティント・デ・ベラーノと生ハムのタパス

 

その時期や土地特有のお酒を楽しもう

日本でスペインの三大祭のひとつに数えるセビーリャの春祭り(フェリア・デ・セビーリャ)で飲まれるアルコールは、マンサニージャという種類の辛口のシェリー酒。これは、同じアンダルシア地方のカディス県にあるサンルーカル・デ・バラメダという町で作られています。このマンサニージャをセブンアップで割ると、レブヒートと呼ばれる飲み物に。同じ地方にあるマラガでは8月にフェリアが催され、ここではカルトハルと呼ばれる地元の甘~い白ワインを飲みます。こんな風に、お祭りで飲むお酒が決まっているのは面白いですね。

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白ワインならガリシア地方のアルバリーニョ種。おいしい赤ワインで有名なのは、リオハ地方とリベラ・デル・ドゥエロ地方。バルセロナのあるカタルーニャ地方はカバの産地。北部のアストゥリア地方ではシードル(リンゴ酒)、バスク地方ではチャコリ(微発泡の白ワイン)、ガリシア地方ではオルーホというブドウの搾りかすを使った蒸留酒、またアンダルシアのへレス・デ・ラ・フロンテーラではシェリー酒が有名です。

スペイン旅行の際には、ぜひお試しを!!

 

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