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【治安・マナー】騒音には要注意!かなり疲れるスイスの騒音事情【スイス】

スイスの一戸建て_logo

パーティー騒ぎは何時まで?

先日の日曜日に、我が家の近くの用水路で夏休み最後の手作りボートのイベントがありました。
老若男女幅広く50団体くらいが参加するのですが、やはりメインは若者たち。前日土曜日はボートを運びこんで、準備を兼ねての大騒ぎで、前夜祭と称して明け方の3時まで大音量の音楽と嬌声が響いていました。

睡眠を妨害されながらも、「フランスっていいなー」と思ったのも事実。
これがスイスだったら、午後10時を超えた途端に通報されて、警察によって強制終了していたはずです。

 

騒音に敏感なスイス人

フランスに来る前に10年くらいスイスに住んでいましたが、何よりも苦痛だったのが騒音問題です。
スイス人は音にとても敏感で、すぐにクレームをつけてきます。

私も主人も田舎の一軒家で育っていたので、それまで生活音を気にしたことなどありませんでした。独身時代は、家に寝に帰っているようなものでしたし、しっかりと防音してある日本のマンションでは深夜のシャワーも気にすることはありません。

しかし、スイスではRuhezeitと呼ばれる安息時間が存在し、その時間に騒がしい音を立てようものなら、クレームは勿論、ひどい時には警察を呼ばれてしまいます。
スイス全土において、夜22時から朝の6時までは夜間安息時間で、日中の安息時間は、町によって多少異なりますが、6-7時、12時―14時となっています。
この時間帯は、多くの集合住宅でシャワー、掃除機、洗濯機などの使用が禁止されます。
夜間にトイレを流すのさえもクレームをつけてくる人がいる始末です。

また、通常の時間内であっても、テレビや音楽の音や、子供の遊び声までにも苦情がつくのです。
集合住宅も古い建物が多いこともあり、足音やドアの開け閉めなども響くのですが、それに対して壁を叩いて忠告されるのも日常茶飯事。

私の知る日本人のほとんどが、スイス人の音への神経過敏さに面食らいました。

古い集合住宅_logo

子供の泣き声で通報

ある友人などは、子供の夜泣きがおさまらずヘトヘトになっているところに、警察の訪問がありました。
隣人からの「虐待の疑い」という名目での騒音の苦情に対処したもの。
それ以降は、夜泣きが始まると同時に、夫婦で子供を抱いて地下駐車場内の車へ移動の日々だったそうです。

日曜日と祝日は安息日で、一日中音を立てることができません。
芝刈りも日曜大工もできないし、パーティーでも音楽や話し声が大きすぎると通報されます。

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音に注意してストレスの日々

こんなわけなので、子供を持ってからの家探しも、なるべく隣上下が少ない地上階の角地を狙いました。
しかし、子持ち家庭の考えることは皆同じで、そういった部屋の競争率はかなり高く、部屋決めは困難を極めました。

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騒音への厳しい目は、お店やレストラン、公共交通機関内にも及びます。
まだ話の通じない子供に常に「静かに」と言い続けなければならない生活が、
ストレスでなりませんでした。そんな時に、諸事情でフランスへ引っ越すことになりました。

フランスへ引っ越して間もないある日、子供を病院へ連れて行った時のこと。病院での痛い記憶がよみがえったのか、なだめてもなだめても泣きじゃくります。待合室には私たち以外に5人ほどが待っており、騒がしいと思いベビーカーごと外へ出て待っていました。
すると、初老のご婦人が出てきて、「どうして外に出るの、席はあるわよ」と話しかけてくれます。
私は、子供が泣いて他の人に迷惑だからと説明しましたが、
「子供が泣くのは当たりまえ。ここはフランスよ、そんなことで文句を言う人はいない。」と部屋に連れ戻されました。他の人も泣く子どもをあやしてくれたり。キャンディーをくれたりしました。
スイスで子供の立てる音に常にピリピリしていた私が、心から安堵したのは言うまでもありません。
会う人会う人に感動を吹聴して回ったほどでした。

 

フランスにてストレスフリー

実際、スイスの騒音問題が嫌になってフランスに引っ越してきた外国人を何人も知っています。
公共マナーと言っても、少し過敏すぎる感じもします。
権利と言えば権利なのでしょうが、あまりに細かすぎて陰湿なところもあって、
なんだかスイスの闇を見た感じです。

フランスに引っ越してきたスイス人が、音に寛大なフランス生活に慣れずに、
スイスへ舞い戻るというケースも多くあるということなので、
スイス人には静寂というものはよほど大切なのでしょう。

良いところもたくさんあるスイスなのですが、音へのクレームだけはどうしても馴染むことができませんでした。

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