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【海外の夏休み事情】スイス・フランス・ドイツの夏休み[ヨーロッパ-スイス・フランス・ドイツ]

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時間差で始まる夏休み

不安定な天気が続いていましたが、先週末から暑い日が続き、気温も一気に37度に跳ね上がりました。学校では学年末のテストが終わり、子供達も半分夏休みモードになっています。

フランスをはじめ、スイスもドイツも夏休み前に学年を終了し、長い夏休みに突入します。夏休みの期間は、スイス(バーゼル)5月下旬から8月上旬、フランス(アルザス)7月上旬から9月上旬、ドイツ(バーデン=ヴュルテンベルク)が8月上旬から9月中旬となっています。日程は年によって多少変わってきますが、スイス→フランス→ドイツの順で夏休みに入り、新学期が始まるのは大体同じです。3つの国境に住んでいる身としては、各国の夏休みのチェックは必須。電車の運行時間や各種施設の利用時間が学校休み期間仕様に変わるので、うっかりすると予定していた電車が来ない!と言うこともあるのです。

また、家族旅行の計画を立てるときも各国の夏休み日程が気になります。親達も週単位での有給休暇をとるのですが、国境近辺の企業の従業員の居住区は3カ国にまたがっているので、同僚の子供達の休み期間も考慮に入れて、日程をずらして一度に大勢が休暇に入らないように調整します。休みの始まりは高速道路も渋滞するし、飛行機のチケットも値上がりします。私達家族も、毎年日本へ里帰りをするのですが、バーゼル空港発の航空券はスイスが夏休みに入るとたんに高騰するので、出来るだけそれ以前に出発するようにしています。

 

太陽を求めて地中海を目指す

ほとんどの人が夏休みには2週間くらいの休暇を取り、旅行へ出かけます。バカンスの場所も様々ですが、都市部を旅行する人は少なく、海派と山派に分かれます。とはいえ、圧倒的に多いのが海派。太陽を浴びる時間が少ない地域なので、時間があれば日の光に当たりたい人々。ビーチで寝転んで日焼けをすることこそが、極上の過ごし方なんです。

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国によって人気の旅行場所は異なるのですが、大体の人々が地中海を目指して南下していきます。ドイツ人のハワイと呼ばれるスペインのマヨルカ島は、1週間のパックが航空券込みで5万円以下であるので、若者達に人気です。ギリシャの島々やトルコはどこでもドイツ語が通じるくらいドイツ人観光客で賑わいます。フランス人は南仏やコルシカ島、対岸のモロッコやチュニジアへ。食べ物が美味しく、フランス語が通じる場所が好まれるようです。ちなみにフランス語圏の人々の合言葉は、「ドイツ人とイギリス人の多いホテルは避けろ」。この2カ国の観光客の泊まるホテルはフランス人からして食事が全く期待できないというわけです。バカンスで重要視するポイントの違いもお国柄が出ています。

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スイス人は、金銭的な余裕が有る人が多いからか、上記2カ国より遠くへ出かける人が多く、タイやセーシェル、カリブ海が夏のバカンス地として人気です。一方で、スイス国内からは出ない!と言う人も少なからず存在します。生まれてこの方、飛行機には乗ったこともなく、バカンスももっぱらスイス国内と言う人たち。このような人たちは、スイスの中央部や東北部のアルプスの山々へ出かけていきます。物価の高いスイスなので、海外旅行のほうが安く付くのでは…とおせっかいにも思ってしまうのですが、セカンドハウス所有率も高いので、旅行と言うよりは文字通り避暑へ行く感じですね。1000万円位する高級キャンピングカーを所有している人も多く、夏場の高速は自転車を積んでいたり、レジャーボートを引っ張って走るキャンピングカーをたくさん見かけます。

 

夏休みの宿題はない?

日本の学校では、夏休みと言えばドリル、自由研究、工作、読書感想文などなどたくさんの宿題がありますが、ここでは夏休みに出される宿題は一切ありません。子供の通う小学校では、長期休暇には1日10分間の計算とフランス語学習が推奨されていましたが、あくまで推奨。子供の連絡ノートには「夏休みを十分楽しもう」の一文のみが書かれていました。自主的に勉強したところで休み明けにチェックがあるわけでもないので、基本各家庭に任されます。

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とはいうものの、ドイツ、スイス、フランスと住んでみて、一番教育熱が高いと感じたのがここフランス。職業訓練制度が存在する他の2カ国と基本的な学校制度が違うというのもあるのですが、夏休み前になるとスーパーの本売り場には山のように各種ドリルが並びます。一番の売れ筋は、1年間の総復習的なもので、色々な出版社から発行されています。去年はさじ加減が分からず、数冊買い込んだので子供達から強烈なブーイングを受けてしまいました。

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学区で主催されている習い事も学校の休みにあわせて終了するので、子供達も次第に暇をもてあましてしまいます。そんな時は、町が主催する学童保育のプログラムに参加できます。普段は給食や居残り保育など働く親をサポートしている児童館では長期の休みに入ると、毎日日替わりで色々なプログラムが組んでくれます。みんなでプールへ行ったり、森でキャンプをしたり、スポーツをしたり。参加費用は世帯収入によっていくつかのカテゴリーに分かれています。写真は私の住んでいる町の児童館ですが、朝9時から18時までお昼ご飯付きで1日2500から3000円程度が相場です。

ヨーロッパの夏は天気もよく、日も長いので、子供達も存分に遊んでいます。塾なんてものもありませんから、森や川や公園で、朝から晩まで真っ黒に日焼けして遊んでいます。大人達も、バカンスのために働いていると言っても過言ではないので、長期の休みを十分に楽しみます。長期休暇を取らないと、会社から休暇を促されるほど。日本から来た私から見ると、ヨーロッパに住む人々は、人生を謳歌しているなとつくづく羨ましくなります。

 

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