イギリス人に不評、日本の朝食「卵かけごはん・納豆」

「海外反応・日本への反応」 [ イギリス ]

 

「日本人はみな礼儀正しく親切で、和食は芸術品であり、美しい景観や建物は幻想的で素晴らしい」。日本の国内旅行から帰ってきたイギリスの友人たちは、その感動冷め遣らぬ様子で、体験したことを熱く語ってくれる。おおむねが好評である。そして異文化に触れた外国人は、普段日本にいては気づかない、面白い着眼点を持っている。例えば「居酒屋の構造」や「和食について」である。

 

日本の居酒屋

「どうして日本の居酒屋は、人と人との間にだけに壁を作る構造になっているのか。お酒はもっと大勢で、楽しく飲むものではないのか」。そう言われて、いままで当たり前であったその構造が、急に気になりだした。

日本の「居酒屋」は、それぞれの机の間に高い間仕切りをたてたり、個室になっていたりするところが多い。イギリスでも昔は壁によって階級を分けていたが、現在はパブ内に間仕切りはない。壁のない「公共の居酒屋」育ちのイギリス人には、居酒屋の構造は少し異様にうつるらしい。

誰とでも気軽に交流をもつことができる場所として、イギリス社会に欠かせない存在のパブ。たまたま隣に座った知らない人同士が意気投合して、恋人同士になったり、かけがえのない友達になったりする。そんな出会いの機会がイギリスのパブにはゴロゴロしている。日本にもこんな「公共の居酒屋」が増えてほしいと思ってしまう。

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カウンター席

日本の居酒屋の構造に関しては違和感を覚えるイギリス人だが、焼き鳥・鉄板焼き・寿司屋のカウンター席は好評である。威勢のよい板さんやシェフ達の、職人スキルを目の前で見学できるだけでなく、日本人と話す機会もあるからだという。またスポーツカフェなど、誰とでも気軽に話せる雰囲気のある店が好きである。日本を旅行する外国人は共通して、日本の皆さんと、もっと気軽に話したいと思っている。もっと深く日本の文化について知りたいと思っている。是非気楽に話しかけてほしい。

 

和食について

世界の和食ブームは、ここイギリスでも起こっている。「寿司」「天ぷら」「刺身」は以前より認知されているが、「枝豆」は「酒のつまみ」として、不動の地位を確立したように感じる。我が家では、パーティー好きの主人の影響で、1ヶ月に数回の割合で和食パーティーをするのだが、好評なのは「巻きずし・にぎり寿司」「枝豆」「焼き鳥」「餃子」「鳥からあげ」「豚の角煮」など。「角煮」は手間がかかるのだが、イギリスの友人から「絶対に食べたい!」とよくリクエストされる。

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不評な日本食もある

「ラーメン」は日本食レストランに行ったことのある人には好評だが、「ずずず~っ」と大きな音をたてて、すすり食べるマナーに抵抗があるとのこと。「納豆」は「くさい」「納豆菌」「ねばねば」等の理由で、「生卵ごはん」は、イギリスでは卵を生で食す習慣がないため、非常に不評である。因みに、私はもう2年間もこの朝食を続けているが、病気になったことはない。ただし、卵は大型スーパーのものではなく、オーガニック店の新鮮なもののみ食している、念のため。

イギリス人に不評、日本の朝食「卵かけごはん・納豆」

イギリス人に不評、日本の朝食「卵かけごはん・納豆」

 

活き造り

「刺身」は人気メニューであるにも拘らず、「鰺の活き造り」については不快感を示す人が多い。まだ生きている魚をさばき、半死の状態で皿に盛る。魚は微動しながら苦痛に耐えている…。その点が残酷だというのである。日本では「新鮮さ」が売りのこの調理法。私もその新鮮さに、舌鼓をうってきた一人であり、食用肉や魚を食すときは、その動物の死を無駄にしないよう、必ず残さず食べるように心掛けている。そのため、イギリス人のこの反応に正直戸惑った。

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イギリス人は、食す動物や魚に対しては、その苦痛を最低限にするべきだと考えている。調理する前に一気に…が理想的であると思っている。また生物を殺して食すこと自体を受け入れない人も多く、ベジタリアンやヴィーガンがイギリスには特に多い。ヴィーガン (Vegan) とは、絶対菜食主義者・完全菜食主義者で、乳製品、糖蜜等も含む動物性の食品を一切口にしない人のことである。私の友人にも何人かいて、「出汁」に「いりこ」を使えないので、パーティー料理にはいつも苦労している。

昨年末、「和食」がユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に認定されたことも記憶に新しい。nippon.comのウェブサイトニュースで、「自然を尊重する心に基づいた食慣習の特徴」(※1)として、素材の味わいを生かす調理技術・調理道具が発達しているとの記述がある。このなかに、この「鰺の活き造り」が含まれているか否かについて、またこの調理法が適切か不適切かを議論するつもりはない。しかし「和食」の存在が世界各国に広く認知されたばあい、イギリス以外の外国人は、この「活き造り」にどう反応するのだろう。今後を注目していきたい。

※1:http://www.nippon.com/ja/genre/culture/l00052/

 

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