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【海外生活アドバイス】アメリカ移住を決断する前に、知っておいた方がよいこと

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はじめに

私は昨年夏よりシカゴに住み始めました。

主人はアメリカ人ですが、19歳の頃から日本に住んでいたため、アメリカで社会人生活を送るのはこれが初めて。
私も主人も手探り状態で何とかここまで来ました。
今回は私がアメリカで生活していく上で学んだこと、そしてアメリカ移住を決断する前に知っておいた方がよいと思ったことをお伝えします。

医療費が高い

前回執筆した「アメリカに移住して良かったこと3つと後悔したこと3つ」という記事の中でも触れましたが、アメリカの医療費の高さは有名です
アメリカには日本のような国民皆保険制度がなく、健康保険には会社や学校を通じて加入します(全ての会社が健康保険を完備しているとは限りません)。
無職の間は通常、健康保険に新規加入できません。
突然の解雇で健康保険を失うリスクは十分にあります。
健康保険に加入していても、自己負担額は日本に比べれば高額です。
健康保険に加入していなければ、スリリングな生活を送ることになります。
健康に不安のある方、持病のある方は心に留めておいた方が良いでしょう。

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年金制度の違い

アメリカの年金制度は日本のそれとはだいぶ異なります。
まずSocial Security Retirement Benefit(ソーシャルセキュリティー)。日本の国民年金にあたります。
給与引落のため、働いていなければ払えません。
通算で10年間支払えば受給資格を得られます(ブランクOK)。
支給開始は62歳からです。
日本の国民年金は20〜60歳の40年間のうち25年以上支払わなければ受給資格を得られず、支給開始も65歳からと遅いため、ソーシャルセキュリティーの方が魅力的に思えるかもしれませんが、将来支給される額は微々たるものだそうです。

そこでたいていの人は将来への蓄えとして、401kまたはIRAを持っています(同時に持つこともできます)。
どちらもざっくり言えば、「税金がかからない貯蓄口座」のようなものです。
何年支払わないといけないという決まりもありません。
401kとは会社が提供する確定拠出年金のことです。
自分の収入の何%かを口座に入金し、会社が同じ額をマッチングしてくれるというものです。(パーセンテージは自分で決められます。会社毎に上限があります。)
401kはベネフィットの一部であり、全ての会社が401kを提供しているとは限りません。
IRAとは個人型確定拠出年金のことです。
会社とは全く無関係で、いつでもセットアップすることができ、好きなときにお金を入金することができます。
401kもIRAも、資金の投資先は株式や債権などの金融媒体なので、わかりやすく言えば自分の退職金(年金)は経済成長にかかっているということです。
401kとIRA間でお金の移し替えは可能ですが、どちらも59歳半になる前に引き出すとペナルティー金が課せられるので注意が必要です。

日本の国民年金は住民票が日本にない場合、支払い義務はありませんが、将来受給したければ支払い続けることはもちろん可能です。
たとえ支払いをしなくても、住民票が海外にある期間はカラ期間としてカウントしてもらえるので受給資格はきちんと得られます(ただし当然将来貰える額は少なくなります)。

ビザの取得は大変困難

アメリカのビザは年々取得が難しくなっています。
私の場合移民ビザの取得には約10ヶ月もの月日を要しましたが、これはまだ短い方です。
私の知り合いは約1年3ヶ月もかかりました。
アメリカ市民(私の場合は配偶者)がスポンサーになってもこんなに時間がかかるのです。
書類も複雑で、かなりの量を提出しなければなりませんでした。
しかし移民ビザを取得(=永住権を獲得)さえすれば、アメリカでそれなりの日系企業に就職できるのは良いところだと思います。

就労ビザについてはさほど詳しくありませんが、基本4大卒でよほどの専門知識やスキル、職歴がなければ取得できないそうです。
ビザの取得は骨が折れるほど大変でかつお金がかかることも覚悟しておいた方がよいでしょう。

ソーシャルセキュリティー(社会保障)番号がなければ、何もできない

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ソーシャルセキュリティー(社会保障)番号はアメリカでの就職や銀行口座の開設、健康保険への加入、自動車免許の取得、クレジットカードの加入、納税申告やその他の目的にも必要になる大事な番号で、アメリカ市民と永住権保持者、外国人就労者に対して発行されます

ソーシャルセキュリティー番号がなければアメリカでは本当に何もできません。
そしてこの番号は入国後すぐに自宅に届くとは限りません。
私の場合移民ビザ申請時にリクエストしていたので、入国後3週間以内で自宅に届くはずでした。
しかし届かなかったのでわざわざ社会保障局に出向き確認したところ、私の情報はシステムにさえ入っていませんでした!
すぐさま申請し、2週間ほどでやっと届きました。
驚くことに同様の経験をした人はたくさんいるようです(インターネットで調べました)。

入国後直ちに本格的に生活を始められる訳ではないことを、頭に入れておいた方が良いと思います。

移住先選びは慎重を期した方が良い

アメリカ移住の際は、どこに住むかというのは大変重要なポイントになってくるでしょう。
たとえばアメリカでは大都市を除いて公共交通機関はほとんど発達していません。
車を購入し、運転するつもりならどこでもやっていけると思いますが、もしそうでなければ公共交通機関の発達した都市を必然的に選ぶことになります。

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またアメリカにはアジア人に対する差別が根強く残る地域もあるので、それらは移住先としては避けた方が無難だと思います。

そして何といっても食は生きていく上で重要です。
大都市だと日本食をはじめ、様々な国の料理を味わうことができますし、それらの食材も比較的手に入りやすいですが、田舎の方だと当然食事のバラエティは乏しくなります。
移住先は食事面も考慮して選ばれることを強くおすすめします。

英語が出来なければ生きていけない

これは当然といえば当然ですが、アメリカでは英語が出来なければまず生きていけません。
アメリカは人種差別以上に言語差別が激しい国です。
まともに英語を話せなければ厄介払いされます。私も未だに英語には苦労しています。

さいごに

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アメリカ移住を決断する前に知っておいた方がよいと思うことについてお伝えしました。
ネガティブなこと、不安にさせるようなことばかりお伝えしてしまいましたが、もちろんアメリカ移住にはメリットだってたくさんあります!
私の場合日本にいたときよりもストレスなく、のびのびと生活していますし、生活の質も向上しました。
たくさんの素晴らしい人々にも出会えました。そして自分のやりたいことはとにかく何でもできますし、それを実現できるだけのチャンスをアメリカは存分に与えてくれます。

ただアメリカに憧れて移住という大きな決断をする前に、負の側面も知っておかなければ移住後に苦労したり後悔したりするかもしれないのであえてお伝えしました。
今後もアメリカで生活するにあたり、事前に知っておいた方がよい情報や役に立つ情報をどんどん発信していきたいと思います。

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