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魅惑のザリガニフェスティバル[アメリカ-テキサス]

長かった冬も終わり、ここテキサス北部にもやっと春がやって来ました。

暖かくなるとあちこちで様々なイベントが開催されますが、今回はその中でも南部ならではのイベントの1つをお伝えします。

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フォートワースという町を北に向かって走ると、ケラーという小さな町にたどり着きます。

今回の「Crawfish  Krawl」というフェスティバルはこの町の一角にある小さな通りで開催される、今年で7回目を迎えるイベントです。普段はとても静かな通りですが一年に一度、正午から夜の9時までのこのイベントを待ちに待った人達でとても賑わいます。

ところで「Crawfish」とは一体何かといいますと、日本で言う「アメリカザリガニ」です。ザリガニはアメリカ南部ではポピュラーな食材で、スパイスの効いたケイジャン料理を中心に、煮込みやスープ、ソースなどの色々な料理に用いられています。

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スーパーへ行くと、シーフード売り場にはこんな風にほぐした身を調理済みの状態で袋詰めで売っているのをよく目にします。

さて、それではどんなイベントか早速ご案内しましょう。イベント会場に踏み込む前にふと横を見ると・・・

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馬に跨った警察官がお出迎えしてくれます。写真撮影は勿論、実際に馬に触れる事が出来るとあって子供達にも大人気でした。

ちなみに近所のスーパーの駐車場に颯爽と馬で現れたり、ハイウェイの上に架かる橋から優雅に下を見下ろす馬と警察官、とイベント以外の場所でもよく見かけるこの光景ですが、今でも見かけるとつい興奮してしまいます。

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通りには様々なブースが出ます。このイベントのためだけに作られたTシャツ、手作り工芸品やアクセサリー、自家製スパイスにカキ氷。どのブースも見ていて飽きることがありません。

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彼らのブースでは、揚げた七面鳥の手羽やベニエという揚げ菓子、そしてナッツがたっぷり入った、プラリネというキャンディを販売していました。残念ながらたどり着いた時にはもう売り切れていました。食べ物が美味しいだけでなく、スタッフさん達のとびきりの笑顔とフレンドリーな接客も人気の秘密なのでしょうね。

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そして多くの人が足を止めて見入っていたのがケトルコーンでした。奥の細長い袋に入ったポップコーンですが、砂糖と塩で味付けがしてある、ほんのり甘くて塩気のあるフワフワと優しい味の一品。アメリカではこの味付けもポピュラーなのだそうです。それにしても抱き枕ほどもある袋は迫力の一言でした。

 

こんな風に大きな釜をぐるぐると手作業で混ぜるのですが、こんなに間近で見られるとお祭り気分も更に盛り上がります。

出来上がった物を釜に移すと、ほんのりと甘い香りが立ち込めます。

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そしてこれが本イベントの主役、Crawfishです。水揚げされてすぐの新鮮さと、独自の味付けで臭みもまったくなく、ほんの少しのスパイシーさが食欲を誘います。ザリガニは尻尾から胴体の部分を主に食べますが、本場ルイジアナ州で水揚げされたこのザリガニは身がしっかり詰まっていて食べ応えがありました。また一緒に蒸されたジャガイモやコーンにも味は染み込んでいてこれもまた美味しいのです。ちなみに、ザリガニが水揚げされるのは12月から6月にかけてで、それ以外の季節に水揚げする事はほとんどないそうです。日本円にて約2千円と、決して安くはないですが20分近く待つ程の人気があるという事はそれだけの価値がある証拠ではないでしょうか。

 

大きな鍋でしっかり蒸した後は浴槽のような容器に移し、そこから2~3個のクーラーボックスへと大きなシャベルで分けていきます。今年のこのイベント用に3トンのザリガニが用意されたそうです。ちなみにこのブースではガンボという柔らかい鶏肉の入ったシチューやジャンバラヤも人気でした。通りをふさぐ勢いで行列が出来ていたのも納得です。

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こちらがこのイベントの主役のザリガニブースを取り仕切るDuane(デュアン)さん。毎年ルイジアナ州からこの日のために6時間かけて出張してきます。このビジネスを始めて30年以上が経つそうですがまだまだ沢山の人に美味しいザリガニを知って欲しいと語っていたのがとても印象的でした。

水揚げから調理、そしてその他の南部の伝統的な料理について優しい笑顔で丁寧に教えて下さったデュアンさん。こんな出会いも

こういった催しならではですね。とても楽しいひと時でした。

テキサスには州を上げての大きなイベントや、アメリカ国内でもニュースになる有名なフェスティバルがありますが、こんな風に近所にあるちょっとしたお祭りにも驚きや感動が溢れています。

「ザリガニは泥臭い」と思っていた私を虜にしたこのイベントを是非、多くの人に体験してもらいたいと思いつつ、山盛りのザリガニと格闘した1日でした。

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