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日本では当たり前。アメリカでは犯罪行為?[アメリカ]

文化や習慣の違いから日本では何気なくしている日常の行為が、海を渡ると驚きの犯罪行為になってしまう。そんな事を海外旅行に行く前に考えた事はありますか?特に子供の安全に関して厳しい法律を設けているアメリカでは日々様々なニュースを耳にします。今回はその子供の安全に関しての情報をお伝えします。

小さい子供さんを連れて外出するのはなかなか大変な事ですね。ほんの少し足りない物を買いにスーパーへ行くにもここテキサス州郊外では車が必要です。1人ならば数分で終わるような買い物に、子供を車に乗せてカーシートに座らせ、目的地に着いたら降ろしてショッピングカートに乗せ、買い物が終わったらまた同じ動作をする。こうして文にすると大した事がないようですが、目的地に着いて身軽にさっと車を降りて1人で買い物をするのとは少し違うのです。更に1つのお店だけではなく、例えば「銀行と郵便局へ行った後にスーパーへ買い物へ行く」となるとこれはもう一大イベントで、子供が車に乗り降りするだけでなかなかの労力だと思います。

そんな日々を過ごしていると子供が車の中でグッスリ眠っている(ほんの数分で終わる用事だし・・・起こすのは可哀相だから窓を少し開けておけばきっと大丈夫)と思ってしまいそうですが、アメリカの多くの州ではそれが犯罪になります。

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アメリカでは州によって少しずつ法が違いますが、今現在で19の州が子供を残して大人が車から離れてしまう事を「違法」とみなしています。例えばテキサス州では7歳以下の子供を5分以上車に残してはいけない。これにより子供が怪我をした場合、責任者は6ヶ月~2年間の服役または最高100万円の罰金。そしてカリフォルニア州では6歳以下の子供を車に残した場合、罰金は約1万円ですが定められた社会教育プログラムに参加しなくてはなりません。フロリダ州では6歳以下の子供を15分以上車に残してはいけない。いかなる状況でもエンジンがかけっぱなしだったり、この事で子供が怪我をした場合約5千円~5万円の罰金としています。これらはほんの一例ですが、目撃した人にも通報する義務があります。そして責任者が親だった場合、多くのケースはしばらく子供に会えなかったり、親権を奪われる事もあります。

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具体例として今年1月、フロリダ州で30歳の母親が9歳児と8ヶ月の乳児を気温3度という寒さの中、エンジンを止めた車中に残して何と野豚を狩りに行きました。9歳児が警察に電話しましたがその理由は「パトカーの方が温かいだろうから」だったそうです。その後警察官が到着してから40分してようやく母親が戻って来ましたが彼女は「子供達に何かあったらすぐに戻ってこれる所にいた」と説明したようです。

もう1つも今年4月、アリゾナ州でホームレスの母親が2歳の息子と6ヶ月の乳児を車に残し仕事の面接へ向かいました。発見した人は「エンジンは止めてあり、窓はたった数センチしか開いておらず、子供達は汗びっしょりで泣いていた」と証言。この時、車中の気温は約40度だったと言われています。この2つの例はそれぞれが車に2人ずつを残していた事で2件の重児童虐待罪で逮捕・起訴されています。被害に遭った子供達は両親以外の親族やこういった被害者の子供を保護する施設で保護される事も少なくありません。

それでは家の中はどうでしょうか?私は小学生の頃、鍵っ子だったので家に帰りランドセルを置き、鍵を閉めて友達の家へ遊びに行きました。今のアメリカでは私の両親は犯罪者になってしまいますね。家の中に1人でいてよいとされる年齢は一般的には12歳と言われていますがこれも州や自治体によって少しずつ異なります。ただ12歳以下の子供を家に残して出かけるのはそれだけで育児放棄になるのです。そして家の中同様、子供が友達の家に遊びにいく場合も大人がしっかり送り迎えをする事が義務付けられています。

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我が家の周りには小さな子供のいる家庭が多いですが、ご近所の子供さんを1時間ほど預かる事も多いです。小学校までは徒歩でほんの10分ほどですが、ご近所さんが具合が悪い時などに子供の送り迎えを頼まれる事もあります。「何もそこまで・・・」と思わないわけではないですが、子供を数分庭で遊ばせていただけなのにその子供がいなくなってしまった、というニュースを聞くと「これくらいが丁度いいのかもしれない」と思うのです。

この件に関しても例があります。家ではないですが、ハワイで子供をホテルのロビーに残し、離れた場所で親が電話で通話をしていた後、通報により逮捕されました。この家族は日本からの観光客だったようで「ホテルのロビーなので安全だと思っていた」と言ったそうですが、親は逮捕され子供は一時保護されるという結果になりました。また数年前に、日本から長期滞在でアメリカに来ていた夫婦が10歳に満たない子供を滞在先の部屋に置いたまま買い物に行き、戻ってきたところで逮捕されるという事もありました。この2つの例の共通点は、日本から観光旅行であったという事で「きっと大丈夫だろう」という自国と同じ感覚で起こしてしまった事件ですね。

確かに日本の友人宅にお邪魔した時、子供さんが昼寝中に「ちょっとコンビニに行こう」と誘われ、当然子供さんを連れて行くと思っていたらそのまま置いて出かけてしまい、どうしても気になって私だけそのお宅に戻った事がありました。友人は「30分くらいは大丈夫よ」と不思議そうな顔をしていましたが、これも文化の違いなのでしょう。

日本も少し前に比べると、安全とは言い難い国になりつつありますが、アメリカに比べるとまだ安全な気がします。これから夏を迎えるにあたって、家族で海外旅行をされたり親子で短期留学をしに海外へおいでになる方も増えるのではないかと思いますが、行く先の国のこういった情報を事前に確認される事をどうぞお忘れなく。そして是非、楽しく安全な時間を過ごして下さいね。

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