この後、更に大きくなって移動。

自然災害の備え=断水と竜巻の対策[アメリカ]

 

日本は地震大国と呼ばれていますが、自然災害全般と言っても良い程、防災に関する意識がとても高い国だと思います。特に2011年以降は、日頃から多くの家庭で食品や日用品などを備蓄していると聞きます。残念ながらここアメリカの、少なくともテキサス州には日頃から日本の様に備えている家庭にはなかなかお目にかかれません。
この地域には日本の様な地震はありませんがゴルフボール大のヒョウが降り、いつの間にここにこんな川が出来たのかと思うほどの鉄砲水や、冬は毎年ではないにせよ、数年毎に道路が氷に覆われて交通が完全に麻痺したりもします。ですが何が一番の脅威かと言うと竜巻です。

テキサス北部の都市、ダラス

テキサス北部の都市、ダラス

この数年前に竜巻がここを通りました。

この数年前に竜巻がここを通りました。

都市部は高層ビルが立ち並びますが、少し離れると写真のようにハイウェイが延々と続く何とも眺めのよい景色が広がります。竜巻は住宅地であろうが広大な牧場であろうが起きますが、どうしても竜巻と言うと、広々とした荒野で猛威を振るうイメージがあるのです。諸外国に比べるとアメリカの竜巻は連続して起きる事も珍しくなく、6連続で起こった記録も残っているそうです。

 

アメリカでの竜巻対策とは?

映画を見ていると、嵐がやって来たら地下やシェルターに篭る場面が記憶に残っているのですが、この界隈の住宅街では外観を重視し、電線などを地下に埋め込んでいるようです。というわけで地下のある家はなく、勝手に地下にシェルターを作る事も許されていません。では竜巻が来たら人はどうするのか?答えは「家の中心にあるクローゼットかバスタブに入る」なんだそうです。他の地域には別の方法があるかもしれませんが、私が知る限りの南部ではこれが最もポピュラーなようです。日本では子供の頃から「地震が来たら、机の下に移動する」と教わって来ましたが、そのアメリカ版というところでしょうか。というわけで

ここに入って助かるとは思えませんが・・・

ここに入って助かるとは思えませんが・・・

蓋がついているわけではないのに、ここが安全とは一体何故なのでしょう。こちらの家ではバスルームが2つ以上ある家が珍しくないため、最も家の中心に近い所に留まるのがミソなのだそうです。

 

目前で大きくなる竜巻に遭遇!

数年前の5月のことですが、私用を済ませるべく車で外出をしました。曇り空でどんよりとした日で嫌々家を出たのを覚えています。そこそこの交通量の中、赤信号に捕まりぼんやりしていた時にある物に気がつきました。

この後、更に大きくなって移動。

この後、更に大きくなって移動。

少し見づらいかもしれませんが、目の前に突如現れた竜巻です。初めて実際に、しかも近距離で見る竜巻にデジカメを構えて写真を撮っていたら、前後の車は猛烈な勢いでUターンをして逆方向へ。(これはさすがに怖い)と思い、ハンドルを握ろうとしていたら隣の車線にいた男性が「写真を撮ってる場合じゃないだろう!死にたいのか!?早くUターンしなさい!」と先に譲ってくれました。今、考えると随分恐ろしいことをしたと思うのですが、あの時は目の前で少しずつ竜巻が出来上がってゆく様子に圧倒されてしまったのか、しばし、竜巻に見入ってしまいました。
この後、写真の竜巻は大きくなりつつ、隣町を襲い、家屋の倒壊や負傷者を出した事を後から知りました。竜巻はその位置によって進行方向が決まっているものもあれば、大きく蛇行したり不規則な動きをするものも多いので「こっちへ来ないから大丈夫」とは絶対に言い切れない恐ろしい災害なのだそうです。

 

備えあれば憂いなし?水と食糧について

自然災害につきものと言えば、停電や断水ではないでしょうか。引っ越してきてすぐの頃、集中豪雨により3日間の断水と停電を経験しました。あまりの水かさに車の運転は無理と判断しましたが、歩いていける距離にお店はありません。何かの予告があったわけではなかったので家には通常の食料しかなく、飲み水もペットボトルが数本のみという状況でした。水が少し引いてからスーパーへ行くと棚から全ての水が消えていたのを見て呆然としたのを覚えています。幸いにも煮出したお茶やジュース、スポーツドリンクがあったので何とか乗り切りましたが水がないのはとても心細かったです。

水を確保するのは大切だと実感しました。

水を確保するのは大切だと実感しました。

というわけで、それからは最低でも500mlのペットボトルをこれだけは置いておくようにしています。以前は環境を考えてなるべく買わないようにしていたのですが3日間の断水を経験した後は水だけは確保しよう、と今も買い続けています。食糧についてですが、これもやはりなかなかサバイバルな経験でした。火気が全く使えなかったのでスナック類や食パン、果物や野菜でしのぎました。

引越して間もない頃です。今では信じられない程ギュウギュウです。

引越して間もない頃です。今では信じられない程ギュウギュウです。

以前はパントリーになるべく物を置かないように気をつけていましたが、今ではパントリーに所狭しと食糧が並んでいます。

これが全てではありませんが、乾物類はこれくらいと言う事で。

これが全てではありませんが、乾物類はこれくらいと言う事で。

台風シーズンが近づいたらもう少し増える予定です。

台風シーズンが近づいたらもう少し増える予定です。

常温で保存でき、火を通さなくても食べられる物や、カセットコンロを常備して簡単なものならば調理出来るよう、これらの物も備蓄してあります。

災害は防げないかもしれませんが、心がけ一つで災害に遭ってしまった時の暮らしは変えられます。異常気象が頻発する昨今ですが、各家庭で万が一に備えておくのはとても大切な事ですね。こちらでは日本同様、9月ごろから台風や竜巻のシーズンが到来します。もしもその頃にテキサスへ起こしの際は是非、気象情報をチェックしつつ少し多めに非常食を備蓄する事をお勧めします。

 

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