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- 【グルメ・ドリンク】アメリカのおいしい食べ物【アメリカ】
日本人と比べると、殆どのアメリカ人はいつも同じようなものを食べているように見えるし、それほど食にこだわらないイメージがあります。日本ではまだそんなに知られてなさそうだったり、あまり食べないもので、アメリカにおいしいものはあるのでしょうか。
Kale – ケール
まずは、日本人も好きそうな野菜を紹介します。ここ1、2年だと思いますが、スーパーではKale(ケール)が山積みです。健康によい緑野菜(Power Green)として人気があります。オリーブオイルとガーリックで炒め、塩をかけたら大人の味でした。ちょっと苦めで私好みです。「塩麹も合う」と言われて試したら、おいしくてご飯が進みました。アメリカ人はどうするかというと、サラダやスープに入れるのは初級編で、ピザのトッピングにしたり、スムージーにと大活躍。苦すぎるのは好まれないので、フルーツとミックスしてジュースショップのメニューに載っています。ベジタリアンの夫婦は、ケールチップスをパーティーに持ってきました。オーブンで焼いてカリカリにしたケールにチーズがかかっていて、やみつきになりそうな味です。
Artichoke – アーティチョーク
ギザギザの美しい植物のような食べ物を見るたび、誰が買うのだろうと思っていましたが、友人宅で出てきました。ゆでた後にじっくり蒸したアーティチョークにマヨネーズをつけて食べるのですが、なんとも言えない食感で止まらなくなるほどです。別のパーティーでは、オリーブオイルに浸かったアーティチョークのマリネのおいしさに驚きました。おいしそうな見た目ではなかったのです。好き嫌いが別れそうなアーティチョークですが、ピザのトッピングにあると嬉しくなる私は、間違いなくアーティチョークのファンです。
Beets – ビーツ
「日本では、そんなにビーツは知られていませんよ」と友人が教えてくれたので、今回、初めてスーパーで買ってみました。勘違いをして、ゴボウのような長いものを探していましたが、どちらかと言うとジャガイモのような形です。レストランに行くと、ゆでたビーツがサラダに出てきます。緑に赤が映えてきれいです。スープによく使われるというので、ケールと一緒にコンソメスープにしてみたら幸せの味でした。これは赤カブではありませんか。20年前に神田のロシア料理屋で食べたボルシチを思い出しました。次回は、ボルシチに挑戦です。
Cranberry & Gravy ? クランベリーとグレービー
さて、サンクスギビング(感謝祭)の日は、家族で集まってターキー(七面鳥)を食べる習慣があります。ターキーを調理している時の汁を使って、グレービーというソースを作り、マッシュトポテト(ゆでてつぶしたジャガイモ)やスライスしたターキーにかけて食べます。これが絶妙な味で、一時期、私はグレービーにはまりました。そんなに好きなら当然作るだろうと思いきや、七面鳥を焼くのは面倒だからグレービーを作ったことはありません。「でも食べたい・・・!」と思っていたら、箱に入って売っていたので、小躍りして買ってきました。久しぶりにおいしくて、サンクスギビングが来た感じです。グレービーを買ったら、クランベリーソースも欲しくなりました。クランベリーをジャムのようにして、ターキーにかけます。どうして甘いものをと不思議に思いましたが、意外に合います。クランベリー・ターキーサンドイッチは、レストランのメニューでも見かけます。日本のおせち料理のようなもので、サンクスギビングになるとこれらの定番を食べないと、気分的にすっきりしないから不思議なものです。それと、ちょっと酸っぱいクランベリーのお茶も、私のお気に入りです。カフェインなしなので、夜、ほっと一息ついた時にでもお試しください。