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【暮らし・住まい】アメリカの医療と保険の事情【アメリカ】

 

編集_1_141119 007_1具合が悪くなると、私は日本に帰りたくなります。通常、一般の医院では予約が必要なため、ふらりとクリニックに行っても診てもらえません。メインのホームドクター(Primary Doctor)と予約を取り、運よく診てもらえたところで、なんの薬の処方もなく、「家で様子を見てください」と言われただけのこともあります。それになんと言っても、日本とは、保険のシステムが大きく異なります。

 

保険と自己責任

日本では、誰もが保険証を持ち、好きな病院に行きますが、アメリカでは、自分の責任で健康保険のプランを選び、どの病院でどんな治療を受けられるのかを調べる必要があります。目に痛みを感じて眼科に行った際、「あなたの保険が使える」と言われたのを鵜呑みにし、あれやこれやの検査の結果、異常がなくて安心したものの、高額な請求書が届いて途方に暮れました。私の保険は、検査料全額ではなく、一部のみを負担するとわかっても手遅れ。事前に調べなかった私が愚か者です。病人が、自分の保険について、事前に調査、確認をする義務があるのです。あちこちの医院に通えて、より多くの治療や薬代をカバーする保険に加入すればいいのでしょうが、それはそれで保険代自体が高額になります。大手企業に勤めていれば、安価で、あるいは会社負担で、とてもよいグループ保険に加入することも可能です。それでも、治療を受けてから請求書が届くまで、治療費がきちんと処理されるだろうかという不安はあります。

 

保険のメンバーじゃない?

保険でカバーされている医院に通う友人は、いつも通り、薬を受け取り、さあ代金を支払おうとした時に、病院のコンピューターのデータ上で「あなたは保険のメンバーではない」と出て、いつもの数倍の料金を支払うように言われました。加入している証拠を見せても、病院側は「システムを変更できないので割引できない」の一点張り。ああだ、こうだと1時間半待たされた末、なんとか支払いは次回に持ち越せたものの、システムエラーが直るのに随分時間がかかったとか。弱っている病人に、余計なストレスを増やさないでほしいものです。

 

油断できない

さて、肝心のお薬でも、思いもかけないことが起こります。受け取るはずの薬の種類や量が間違っていることがあるのです。お医者さんが処方しているから大丈夫、という油断は禁物です。先生が「今回からは別のお薬にしましょう」と言ったにも関わらず、今までと同じ薬を受け取って「あれ、おかしいな」と問い合わせをしたり、薬の量が多すぎたりで困惑させられます。ちょっと話がずれますが、小柄な日本人の場合、アメリカの大きな人と同じ量の薬を飲むと具合が悪くなることもありますので、ご注意ください。また、健康診断の検査結果に「異常なし!」と大きく書かれていたのに、指摘されるべき症状を先生が見過ごしたことに気づいたこともあります。残念ながら、そんなところまで自分で確認した方が無難です。治療方法などで、セカンドオピニオンを勧める人がいるというのも納得できる話です。
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最先端の技術

アメリカの医療費は高額だとよく言われます。いくつか考えられる要素がありますが、そのうちの1つに最先端の技術、医療機器を備えていることが挙げられます。テキサスの癌センターには、世界中から患者が訪れるし、私の通う歯科医院ですら、そのレントゲン設備、治療器具には驚かされます。あれこれ頭の痛い事情はありますが、最新の治療を受ける機会、可能性があるという救いもあります。しかしながら、健康第一を心がけ、病院へ行くというストレスを抱えないようにしたいものです。
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補足:
保険を持っていない人でも、予約なしで急患を診てくれるUrgent Careというクリニックがあります。

 

 

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