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【暮らし・住まい】幼児から大人まで。様々な卒業式【アメリカ】

 

編集_image002今年の冬は長引く悪天候に悩まされたテキサス北部ですが、ようやく春らしくなってきました。
日本の春といえば「卒業」や「入学」といった旅立ち、そして年度末などの「区切り」を連想させるものが多いように感じます。アメリカでは地域によって違いはあると思いますが、多くの学生は日本と違い、5月に卒業するようです。今回はその中の一つであるアメリカの卒業式、その中でも「小さな卒業式」をまず初めに少しだけご紹介したいと思います。

 

卒業式といえばこれ
編集_image004アメリカの卒業式に欠かせないものといえば、テレビや映画で海外での卒業式のシーンを見た事がある方ならお分かりかと思いますが「アカデミック・ドレス」と呼ばれるガウンではないでしょうか。イギリスから伝わったと言われていますが、今日アメリカにもすっかり定着していますね。ガウンの色は一般的に黒が多いようですが、学校によっては学科や学位によってガウンの色を分ける事もあり、親族の卒業式に参加するたびにその多様さに驚かされます。

昨年の5月に小学校へ上がる前の準備期間として通うキンダーガーテン(幼稚園のようなもの)の卒業式に参加する機会がありましたが、この年齢からアカデミックガウンを着ると知り感動しました。小さな子供達のガウン姿は何とも可愛らしいものですね。

そしてもう一つ、アメリカの卒業式になくてはならない独特な形の帽子であるアカデミックキャップ(トレンチャーキャップとも言います)を被った子供達はとても頼もしいものでした。
また、このガウンとキャップはレンタルでしたが、キャップについているタッセルには卒業した年号がついており、記念として持ち帰る事が許されています。
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変わり行く伝統

さて次は高校、大学の卒業式についてお話します。大家族ゆえに、子供から大人までの卒業式に加え、友人やご近所さんなど、大人になってから改めて学校へ通う人も多く、招待状も数多くもらい、式にも参加しています。ここ数年、複数回に渡って卒業式に参加した際に思ったのですが、式の中で卒業生が一人ずつ名前を呼ばれ、壇上へ上がるシーンがあります。名前を呼ばれた時に親族や友人が大きな声で声援をおくるのですが、とにかく賑やかで楽しいものです。日本ではあまり見られない光景の一つかもしれません。

次に、キンダーガーテンにはありませんでしたが、アメリカの卒業式の名物の一つと言えば式の最後に卒業生全員でアカデミックキャップを投げる事ではないでしょうか。テレビや映画でもよく見ますが、実際に100人単位の学生が目の前で一斉にキャップを投げる姿はとても感動的です。
この伝統は元をたどれば「アナポリス」と呼ばれる海軍の士官学校にて1912年に始まったそうで、式の最後に生徒には新しい帽子が渡されるため、古い帽子とはおさらばだ、という意味と感謝を込めて古い方の帽子を投げたのですが、これを他の生徒達が見聞きして真似を始めたことから他の学校にも伝わり、今日の卒業式にはなくてはならないものになったのだそうです。

ですが残念な事に近年、このアカデミックキャップを一斉に投げるという伝統を禁止する学校が増えてきたと聞きました。その理由は、投げた後に落ちてくるキャップの角などで卒業生がケガをしないようにとの配慮からということだそうですが、少し神経質に思えなくもないような気がします。私の知る限りでは、このアカデミックキャップでケガをした人がいると聞いた事はありません。これだけの理由で100年続いている伝統がなくなってしまうのは寂しい気もしますが、これも時代の流れなのかもしれません。空高く舞うたくさんのアカデミックキャップ。出来ればこの伝統は残して欲しいと思います。

 

これから春本番を迎えますが、日本では新入生や新社会人など、新しい暮らしが始まる季節ですね。アメリカはこれから卒業や旅立ちを迎えるシーズンとなります。日本の春と少し違った雰囲気を是非、一度味わってみてはいかがでしょうか。

 

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