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【祝日・記念日・年中行事】お盆【ベトナム】

編集_1日本では毎年8月13日から4日間程度お盆となります。この時期に休暇に入る会社員も多く、国内外旅行や実家へ帰省したりと、高速道路の渋滞の様子は、毎年名物のようにテレビで報道されていますね。では、遠く離れた東南アジアのベトナムにも、お盆のような習慣はあるのでしょうか。
今回はベトナムの「お盆」に関してご紹介したいと思います。

 

ベトナムにもお盆はあります

お盆はもともと仏教における霊魂を供養する行事です。ゆえに、人口の約8割を仏教徒で占めるベトナムでも、当然お盆のような行事は古くから伝わっています。

ベトナムでは旧暦7月15日で祝うため、お盆の日付は毎年変わります。2015年旧暦7月15日は、新暦でいう8月28日に該当します。ちなみに、日本でも地域によっては新暦7月15日で祝うところもありますし、ベトナムのように旧暦に忠実に従っているところもあります。筆者の実家もそうでしたので、地方ではまだまだ旧暦をお盆に設定しているところが多いのかもしれませんね。

 
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中元節とも呼ばれています
お盆はベトナム語で「Vu Lan(ヴーラン)」と呼びますが、その他に「Tet Trung Nguyen(テト チュン グエン)」とも呼ぶことがあります。これは日本語で「中元節(ちゅうげんせつ)」。中国由来で、当初は道教の行事でしたが、ベトナムでは仏教と道教は混在しているため、現在では「中元節=お盆」という認識になっています。中元節は、道教では死者の犯した罪が赦される日とされており、これはベトナムでも同じですが、さらに親への日ごろの感謝をする日でもあるといわれています。ここらへんは儒教が発達したベトナムらしいですね。

しかし、実は中元節の行事は日本でもしっかりと浸透しています。既にお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、中元節は日本では「お中元」に形を変えて民間行事になっています。皆さんもお盆の時期は、日ごろお世話になっている人にお中元を渡していることかと思います。

 

家庭でお盆を過ごす

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では、お盆の時期、ベトナム人はどのように過ごすのでしょうか。
まず、一般家庭においては、食べ物や果物お供えするのが一般的。熱心な仏教徒の家庭では、さらにあの世で祖先が快適に暮らせるよう、紙製の紙幣や服、靴などを燃やして向こうの世界に送り届ける儀式のようなものがあります。これは南部よりも北部ハノイの地域によく見られます。中国から近い北部では、南部よりも中国文化が色濃く受け継いでいるようです。
ちなみに、この時期は学校も夏季休講となりますので、全寮制の子供たちも多くは里帰りをします。

 

寺院に参拝

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ベトナム人仏教徒にとってお盆は、テト正月の次に大事な行事とみなされています。それゆえ、普段は面倒臭くてお寺に行きたがらない若者や、「神様は自分の心の中にいる」とあえて寺院に赴かない仏教徒の方も、この日ばかりは寺院に参拝しにいきます。

足を運ぶ寺院は、日ごろ参拝している地元の寺院よりも、全国で有名な寺院に遥々足を運ぶのが常です。バスで6時間から12時間ほどかけて、泊りがけで行く人も多くいます。

南部メコンデルタ地方には全国的に有名な仏教寺院があり、そこではお盆の時期、異様なほどの盛り上がりをみせます。仏教徒は子豚の丸焼きを本堂に供え、参拝後は頭をカットして、残りの部分を僧侶に渡します。中には多額の寄付を寺院にするベトナム人もいるようです。寺院の周辺はお祭りムードが漂い、道端には屋台が並び、お土産屋が繁盛し、安ホテルに人が押し寄せます。

ベトナム仏教は異教徒に対しても大らかなので、由緒ある寺院であっても、外国人観光客も気軽に参拝することができます。ただし、写真撮影や土足禁止エリアなども設けられているので、規則はきちんと守ってください。

 

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