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【暮らし・住まい】卒業【ベトナム】

 

編集_1中学、高校、大学と、日本では卒業の時期は一貫して3月ですね。桜が咲く季節は、よく卒業や新たな人生の門出としてなぞえられています。日本では卒業式を華々しく行う傾向にあり(合唱や花道など)、高校では一部では有名人が来たり、生徒会が学生を牽引して、卒業式ならではの行事を企画したりすることもあります。「別れと旅立ち」をひしひしと実感することができるのが、日本の卒業の魅力であるかと思います。

今回は、遠く離れたベトナムの卒業に関する話題をお届けしたいと思います。

 

編集_2ベトナムの卒業の時期はさまざま

日本では3月が卒業の時期ですが、世界を見てみると、6月であったり、12月であったりとさまざまです。ではベトナムはというと、実は大学によって卒業の時期が異なるのです。
ただ、一般的には1月、6月、9月のいずれかですね。それでも3つの時期に分かれています。ですので、日本のような、学生が一斉に就職活動を行い、4月に一斉に新社会人として入社するような恒例行事はありません。

また、ベトナムの大学の卒業式は、これといった特別な催し物はありませんが、卒業生は欧米でお馴染みの黒や橙のマントと角帽を被ります。そして、卒業証書を手渡され、友人や恋人同士で記念撮影を行い、最後は一斉に角帽を空へと飛ばします。ドラマチックで憧れますね。

 

編集_3ベトナム人に別れはない

「入社した会社の辞令で遠くに行くことになった」、「就職してから、学生時代の友達とは誰とも会っていない」、そんな方々もいらっしゃることでしょう。慣れない新生活と多忙のせいで、友人と疎遠になってしまいがちですね。学校を卒業と同時に、友との縁まで卒業してしまったら、少し寂しい気がします。

しかし、ベトナム人はそんなことありません。ホーチミンやハノイといった大都市に住んでいる方は、その都市で仕事を探すので、いつでも友人と会うことができます。ホーチミン市といえば、ベトナム最大の商業都市であるものの、実際新卒生が就職するような企業が多くあるのは、その中でも中心市街地のみ。ちょっとバイクを走らせれば、すぐに友達に会うことができます。

また、ベトナム人は団体行動を好みますので、友人との絆は非常に強く、しっかりとしたものであることも感じます。日本には毎年多くのベトナム人が、語学留学や仕事の経験を積むために来日します。来日期間は約1年から2年程度ですが、皆さん毎日のようにベトナムにいる友人や家族、恋人と連絡をとっているようです。スカイプやLineのようなアプリで、テレビ電話をするのがベトナム人の定番です。

 

大学、専門学校に進学できないベトナム人の待つ難関

ユネスコの統計によると、ベトナム人の大学の進学率は24.6%(2012年)。世界98位と決して高い数値ではありません。大学に進学できるベトナム人は、いわゆるエリートの部類となり、就職の際や、給料面で非常に優位となります。ですので、ベトナム人の家庭は、なんとしてでも子供を大学にやり、卒業させたいと切に願っているのです。

しかし、実は、もう一つベトナム人を待っている難関があります。
それは「徴兵制」です。
社会主義のベトナムには、現在も徴兵制が存在します。男性は18歳で徴兵に赴く義務が発生し、約2年間ほど軍に入隊します。

高等学校を卒業して、進路が就職となった男性は、漏れなく徴兵制に呼ばれます。もちろん現代のベトナム人男性は行きたいわけもありませんし、両親も行かせたくはありません。

その徴兵制には抜け道があります。それは「大学もしくは専門学校に進学する人は免除される」というものです。近年は専門学校生の免除を除外する動きがあり、当該ベトナム人にとっては冷や汗ものとなっています。

卒業といえば人生の節目であり、喜ばしいことですが、ベトナム人の一部の人にとっては、先行き不安な時期でもあるのです。

 

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